□2008年12月X日

はじめまして、放送作家をしております武豊です。
念願のホームページ「月下の叫び」を、ようやく立ち上げることができました。
しかし、まだ初心者ゆえ、分らないことが多く、読みずらいところはお許しを。
仕事上では諸々の事情から出来なかったこと、胸の内に積もり積もった様々な思いを、まあ趣味的に綴ってみようか〜、といった軽い気持ちです。
自分の中に眠っている表現欲を満たすだけのもので、他人から見れば"犬も食わぬ"内容かもしれませんが、よろしくお付き合いのほどを…。
ちなみに、競馬の騎手に同姓同名の人がいますが、全く関係ありません。念のため…。

今回、ホームページをつくるにあたって、個人的に大きなネックとなったのは、タテ書きができない、いや、非常に難しいこと。特に、坂本龍馬とお龍の物語「天翔ける恋」は幕末ものなので、絶対にタテ書きにしたかったのだ。
パソコンが、そもそも英語文化圏で生まれたことは百も承知だが、日本語はタテ書きだ〜!千年以上の歴史があるのだ〜!と言いたい。
「源氏物語」をヨコ書きにしたら、ヘンでしょ?味わいも違ってくるでしょ?
ところが、ホームページ上では、物語をタテ書きで綴ることはできないのだ。
そのため、このホームページをマガジンスタイルに編集し、毎月か2カ月に一回発行する、という目論見は見事に打ち砕かれてしまったのだ。
パソコンが日本に普及し始めてから約20年、もうそろそろ日本人が誰でも簡単に使える、日本語のためのパソコンが生れてもいいはずだ。
誰か早く、タテ書きで自由に表現できるホームページをつくってくれ〜!

テレビ業界で仕事をしている身でこのようなことを言うのも憚られるが、近年、マスコミは様々な規制やスポンサーの減少などによって、その力を弱めつつあるのではないかと、危惧している。
その一方で、パソコンやケータイなどによるインターネットの急速な発展は、アナログ人間には眩暈がしそうである。
しかし、情報の世界は確実に変わっていくだろう。これまでのように、マスコミが情報を独占し、一方的に流すだけの時代ではないのだ。
インターネットを使えば、誰でもが不特定多数の人々に向かって情報を発信していける環境が整いつつあるのだ。
これからは、プロも素人もない、誰でもが表現者である。
マスコミでもない、ミニコミでもない、個人が情報を発信する"個人コミュニケーション"の時代。私は、これを"個コミ"と命名した。
場合によっては、"個コミ"がマスコミを凌駕するような凄み・輝きを持つことだってあり得る時代が来るかもしれないのだ。

○大晦日・年越し




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